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旧西宇喜田村(現・江戸川区宇喜田町・北葛西・西葛西・中葛西周辺)の氏神様

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.03-3680-0025
(電話応対9時〜17時)

由緒

当 稲荷神社(宇喜田稲荷神社)は、旧西宇喜田村(現・宇喜田町・北葛西・西葛西・中葛西にまた

がる地域)の氏神様※1です。神社近辺は慶長期(江戸幕府開府前後)に小田原北条氏家臣・宇田川喜

兵衛定氏が開拓した地域であり、後に『宇喜田(うきた)』と呼ばれるようになりました。寛永20

年(1643)に当神社が創建されたと伝えられています。


御本殿
ご祭神は豊受姫神(トヨウケヒメノカミ)であり、元々食物を司る神様です。その『豊かさ』・

『繁栄』をもたらす御神徳から、農業漁業はもとより商業・工業の神、生産の神、あるいは

地元の守り神として400年近く崇敬されてきました。明治初めには社格が村社に列格されまし

た。また、境内には末社(まっしゃ)
※2として黄金山神社(こがねやまじんじゃ)・弁天社(べ

んてんしゃ)が祀られております。


弁天社 黄金山神社
地元の産業としては米・蓮根・小松菜などの農業のほか、漁業も行われていました。とりわけ

明治期には海苔業が盛んになり、その業績を顕彰する記念碑が境内に残っています。記念碑の

隣には『力石(ちからいし)』という江戸〜明治にかけて力自慢に用いた大きな石が12体奉納

されていて、江戸川区の有形民俗文化財として登録されています。


海苔の記念碑


力石
境内は昭和50年代の周辺区画整理事業に伴い、土盛工事・社殿増改築・玉垣工事等を大規模に

行い、ほぼ現在の形になりました。景色は一変してしまいましたが、3月の初午祭や9月の例祭

は変わりなく行われ、神前には昔のままに海苔・蓮根・小松菜等がお供えされます。

また、神楽殿では区内のお神楽師により元日には「獅子舞」、例祭には東京都無形文化財の

「葛西囃子(かさいばやし)」が奉納されます。現在でも境内にはご社殿をはじめ石灯篭、手

水鉢、力石などで往時の神社を偲ばせることができます。
   葛西囃子

※1 氏子町会について
  当神社は次にあげる9つの町会(自治会)の方々にお支えいただいております。

 ・宇喜田三角自治会 ・拾四軒自治会 ・中組町会 ・宇喜田十軒自治会 ・七軒自治会
 ・棒茅場自治会 ・六軒町自治会 ・宇喜田十八軒自治会 ・宇喜田新町自治会


※2 境内末社について
  黄金山神社 ご祭神 金山毘古神(カナヤマビコノカミ)
            金山毘賣神(カナヤマヒメノカミ)
        ご神徳 鉱山・工業・生産・金銀財宝の神様

  弁 天 社 ご祭神 市杵嶋姫神(イチキシマヒメカミ)
        ご神徳 水・海上安全・福徳財宝の神様

   両社は平成11年に境内奥から遷座し、お社を再建しました。
   平成17年に鳥居が奉納されました。

宇喜田稲荷神社(うきたいなりじんじゃ)

〒134-0081
東京都江戸川区北葛西4-24-16
(電話応対9時〜17時)
TEL.03-3680-0025
FAX.03-3680-0025
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